syrup16g、peridots、tacicaの3バンドによるドラマー中畑大樹50歳の宴をレポート
peridots タカハシコウキ(vo)
後半のperidotsは「リアカー」(この後に出番を待つtacicaの猪狩翔一もカバーしているという曲)から。ここからはパフォーマンス中の中畑に照明が当てられるシーンがあったり、彼を中心にしながらセッション的な展開があったりと、演奏はより白熱。そしてタカハシは合間に「ありがとう!中畑大樹!」と彼にメッセージを送った。peridotsの現在形と、タカハシから中畑への思いが感じられる時間だった。
続いての登場のtacicaは、初期のナンバー「鼈甲の手」から始まるセットリスト。思えば彼らも2000年代からバンド・シーンで戦ってきた存在で、中畑が関わる今夜の3バンドは、あの時代からロックに親しんできたファンであれば気持ちが高ぶる顔合わせでもあったはずだ。序盤、猪狩翔一は「中畑さん、誕生日おめでとうございます。今日は僕ら史上一番カッコいい中畑大樹を見せられるように頑張ります」と言って、「アロン」に突入。
高揚感の中、中畑の激しいドラミングが興奮をさらに高める場面があった。
tacica 猪狩翔一(g/vo)
セットの終盤で猪狩は、中畑が自分たちのライブで叩きはじめたのが結成10周年の頃だったと回想。