くらし情報『自分の目線で観る『忠臣蔵』の世界に共感してほしい~東京バレエ団『ザ・カブキ』柄本弾インタビュー~』

自分の目線で観る『忠臣蔵』の世界に共感してほしい~東京バレエ団『ザ・カブキ』柄本弾インタビュー~

柄本弾 (photo: Nobuhiko Hikiji)

(photo: Nobuhiko Hikiji)



20世紀の巨匠振付家モーリス・ベジャールが歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』をもとに東京バレエ団のために創作した『ザ・カブキ』。現代を生きる青年が時空を超えて主君の仇討ちを果たす物語で主人公の由良之助をつとめるのが、今年60周年を迎えた東京バレエ団のプリンシパル、柄本弾だ。20歳で主演に抜擢されて以来向き合ってきた作品の見どころと、公演への思いを聞いた。

現代の視点で描くことで作品が身近に

自分の目線で観る『忠臣蔵』の世界に共感してほしい~東京バレエ団『ザ・カブキ』柄本弾インタビュー~

『ザ・カブキ』プロローグ 現代の東京:ひと振りの刀を手にした青年は「忠臣蔵」の世界に迷い込む(photo: Kiyonori Hasegawa)
──『仮名手本忠臣蔵』は江戸城で起こした刃傷事件の罪を負い切腹させられた主君の敵を四十七人の浪士が討った実話をベースにした作品で、文楽や歌舞伎で人気を集め、その物語はドラマや映画でも広く知られています。『ザ・カブキ』は振付家モーリス・ベジャールが東京バレエ団のために、『忠臣蔵』の世界をバレエで表現した作品ですね?

『ザ・カブキ』は1986年の初演以来、日本はもちろんパリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座など世界15か国28都市で上演されてきた、東京バレエ団にとって大切なレパートリーのひとつです。

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