【対談:岸谷香×馬場俊英】「想像される100倍くらいおもしろいステージができるんじゃないでしょうか」
でも時には変化球も投げたいんですよ。
――馬場さんは、ソロデビューする前には、バンドをやっていたんですよね。
馬場そうです。
岸谷バンド時代は変化球を投げなかったんですか?
馬場バンド時代は変化球もやっていました。もともとメッセージ性のある曲はあまり作っていませんでした。アレンジも好きなようにやっていましたし、語りかける対象もいませんでしたし。少しずつお客さんが来てくれるようになり、メッセージ性のある曲も作るようになりました。
――馬場さんは岸谷さんの音楽について、どう思っていますか?
馬場まず、2018年に初めて一緒にステージに立たせていただいた時に、感慨深いものがありました。
岸谷さんは、僕にとってはテレビで見ていた人なので、共演できて、“ついにここまで来たか”と(笑)。リハーサルも印象深かったです。スタジオに2、3時間来てくれて、その場を見事に仕切ってくれて(笑)。さすがだなと思いました。
岸谷すみません(笑)。「ここは違う」とか、すぐに言っちゃうんですよ(笑)。
馬場いや、初めて会ったメンバーに、適切に指示を出してくれてありがたかったです。風のように現れて、テキパキ指示を出し、風のように去っていき、かっこいいなあって。