【対談:岸谷香×馬場俊英】「想像される100倍くらいおもしろいステージができるんじゃないでしょうか」
リッチー・ブラックモアの夢を見ていましたから。私の原点にある“ジョンジョンジョン”というギターの音は、そこから来ていますね(笑)。
馬場当時は、ギターヒーローがいて、ギターがかっこいい時代でしたよね。
岸谷でも私は当時ギターは弾いていなかったんですよ。
馬場いつからギターなんですか?
岸谷私は16歳でデビューしたんですね、PRINCESS PRINCESSと同じメンバーで。その時はベースだったんですよ。でもバンド内でいろいろあり、“ギターを持っとけ、歌も歌え”ということになり、「えっ、私ですか?」という感じで、ギターも弾くようになりました。スタートはピアノで、学生のころはベース、ドラムも少しやって、ギターはバンドでデビューしてからですね。
馬場最後がギターって、珍しいパターンですね。でも今思えば、全部やっていて良かったのではないですか?
岸谷そうですね。楽器のこともいろいろわかるし、純粋に楽器が好きなんですよ。
――馬場さんもバンドで活動したのちに、ソロデビューして、弾き語りもやっていますし、さまざまな形態で音楽をやってきたという点では、共通していますよね。
馬場僕の場合は、好きな者同士が集まって勝手にバンドをやっていただけですから、岸谷さんとは状況が違いますよね。