2021年6月18日 12:00
TEAM NACSの新作は“?”とアドリブだらけ! 「このメンバーの“25年”があるからこその企画です」
大泉最初聞いたときは、方向性と設定はあるけど、セリフ自体はアドリブになることが心配でした。僕らはエチュードをやらない劇団なので、さすがにメンバーともそういう芝居をやった経験がなかったんです。でもやってみたら案外、できるもんで楽しかったですね。後は音尾くんと一緒で、セリフを覚えなくていいのは楽でいいなと(笑)。今回、僕たちがしゃべった量をセリフに起こしたらとんでもない量なので、もしも台本で来ていたとしたら非常に苦労したと思います。今後の仕事、全部これでいいなあ(笑)。
戸次企画の段階で『山田孝之の東京都北区赤羽』とか『山田孝之のカンヌ映画祭』のテイストだと聞いて、だとしたら絶対にセリフに起こさないでくださいとお願いしたんです。できないから(笑)。
で、WOWOWさんが我々のやりたいことを聞いてくださったので、そこで忌憚のない意見を言わせてもらいました。ちなみに新メンバーのオーディションは僕がやりたかったことです。実際、撮影が始まったら一発撮りだったのですごく速かったですし、1回だからこそすごく集中できました。テイクを2回やらなくていいのは本当に嬉しかったですね。普段の芝居と全く違うのが新鮮で、とにかく楽しかったです。