2022年5月26日 17:00
今市隆二インタビュー【前編】新曲『辛(つら)』への想い「悲しみや喪失感に寄り添えたら」
今市そう言っていただけることがすごく嬉しいです。
音楽の聴かれ方もサブスクが主流になりましたし、そのせいでいろんな音楽が溢れすぎているから、タイトルってすごく大事だと思うようになったんです。
みなさんにもそう感じてもらえたら嬉しいですね。
サビはすごくキャッチーに。“歌いたくなる”と思うのが大事
――楽曲の質感ではどんなことにこだわったのでしょうか。
今市シティーポップの雰囲気を持っているんですが、前回リリースした『CHAOS CITY』というアルバムが80’sのリバイバルがテーマだったので、音楽性は引き継いでいます。
――歌詞も3人での共作になっていますが、どのように作っているのでしょうか。
今市まず、自分のイメージを伝えて、みんながアイデアを出して作っていきます。
最初の「ふたりの記念日はいつでしょう?」というセリフっぽいところから始まるのってグッとくるよねと話したりしていて。本当に3人一緒に作っているんです。
――セッションの面白さがありそうですね。
今市そうですね。セッションの強みって、その人の感覚を信じているからこそ、託したり、託されることでいいものができていくんです。