「今だからこその楽しさを!」原田諒×紅ゆずる “なんでもあり”な『エニシング・ゴーズ』
紅さんは宝塚時代からショースターとしての評判も高かったので、このリノという役が、女優になった彼女の魅力を120%発揮させることのできる“当たり役”になればと思っています。
“原点”をずっと持ち続けているリノの姿は紅ゆずると重なる
――紅さんはリノという役をどのように思われてますか?
紅このお話をいただいた時に主催者の方から「天真爛漫、何をしでかすやらわからないような感じがピッタリなんです。そのままやってほしい!」と、言われました。自分ではそんなめちゃくちゃな人ではないと思っていますけど(笑)、大胆なところは共通すると思いますし、自分に流れている血を生かしていきたいです。そして稽古場で皆さんとのセッションを重ねて、役をカタチにしていきたいですね。
原田リノはナイトクラブのスターで華やかさも必要ですし、若い娘にはない人生経験を重ねた手練手管も必要な役です。宝塚で共に同じ時代を過ごしてきて、僕が紅さんに感じるのは、とても明るくて楽しい人なのだけど、すごく繊細で涙もろいところがある人情家だということ。リノもただ派手なスターではなく、お節介で人の痛みがわかる女性ですから、そういうところは紅さんとリノはとても似ていると感じます。