「今だからこその楽しさを!」原田諒×紅ゆずる “なんでもあり”な『エニシング・ゴーズ』
と改めて思いました。きっとこの2年で紅さんの中で変化した部分も大いにあるんだと思います。
紅私と原田先生は地元がとても近いんですよ。
原田そこ話すの!?(笑)
紅しかも宝塚に入ったのも一年違い。
原田年齢は僕の方が一つ上なんですけど、宝塚では僕が一年下級生なんです。一緒に地元に帰った時、ご飯食べたの覚えてる?
紅覚えてるよ。原田その時に忘れもしない、「私がトップになったら泣くやろ?」「泣くなあ」っていう会話をしたんですよ。当時、彼女は成績的には優等生ではなかったんですね。
その頃からとても個性的な男役ではあったんですけど。それもあって、「泣くなあ」は「それはないやろ」という気持ちで言ってました。でもトップになったんですよね。だから本当に泣いた。
紅(笑)
原田そんな下級生の頃でも、一番後ろの列の端にいても目立つ存在でした。そんなポジションから努力を重ねて、他の人は経験しなかった悔しさやいろいろな思い、広い視野を持ってトップになっていく様を見てきているので、僕は彼女は人情味のある演技にこそ真価があると思うんですね。リノという役も紅さんと同じで、ただただ明るいだけでなく、上っ面ではない情にほだされたり、ホロっとさせられたりしますから。