2020年7月16日 12:00
古典的SF小説の“その先”を描く。『日本沈没2020』監督が語る
最初は自分で絵を描きたい方だったんですけど、テレビをやるようになって、テレビだとたくさん経験できるし、やっているうちにそういうかたちも楽しくなってきたんですよ。シリーズだからこそ語れるものがあり、いろんな才能を見られる場でもある。それに人とやってもそれは“異物”ではないんですよね。自分では思いつかないようなものを取り込むことで、また自分も進化して行く。それも面白いんです」
本作でも家族はサバイバルを繰り広げる中で様々な人に出会い、意見を交わし、時に対立し、それぞれが選択をした結果、別の道を歩んでいく。本作は壮大なスケールのパニックもの、SF作品の側面もあるが、その根本には人間関係、相互理解の難しさ、選択の重要性が描かれている。
「『日本沈没』は、何かよくないことが起こった時に根本的な問題が浮かび上がってくる、という話だと思うんです。その上で今回は、その状況からどうやって立ち上がっていくのかを描いているので、少しだけ理想を描いているつもりです」
ドラマ版とも実写映画版とも違う2020年の『日本沈没』はどんな結末を描くのだろうか?
「ネットフリックスで配信されますので、アニメが好きな方にも観てほしいですし、日頃は映画しか観ない人にも観てもらえるといいなと思っています」
『日本沈没2020』
Netflixにて、全世界独占配信中
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