2022年8月1日 12:00
道枝駿佑を好きにならずにいられない。映画『今夜、世界からこの恋が消えても』現場レポート
しかし決して拭えずにいた、不安と絶望と孤独。それを知った透は、少しでも幸せで楽しい日々を届けたいと献身的に向き合っていくが、そんな彼もまたある事情と秘密を抱えていた……。
優しくて誠実で、穏やかで…道枝は透(主人公)そのもの
『今夜、世界からこの恋が消えても』
冒頭に記したのは、福本演じる真織への思いをあらためて自覚した道枝扮する透が、彼女が待つ水族館へ走って向かう場面で、このシーンは本編の撮影初日に収められたもの。
今作は2022年2月1日にクランクインして、3月8日にクランクアップ。約1カ月の撮影をまさに前を向いて走り抜けることになったが、福本はクランクアップ時にこんなコメントをしている。
「道枝さんは、原作を初めて読んだときにも感じましたが、現場でも透くんそのもので、ご本人が持っている優しさや誠実さがこの役にぴったりでした」。
そう語る福本も芯の強さが真織にぴったりだったと皆語っていたが、道枝は透そのものというのも誰もが口を揃えていたこと。福本の言葉にあるように、優しくて誠実で、穏やかで正直で献身的。
その人間性で、意識はしていないのにかわいらしさやカッコ良さがのぞいてしまう。