くらし情報『“人間よりも人間らしい”守護者を描く。恒松あゆみと川田紳司が語るマーベル最新作『エターナルズ』』

2021年11月5日 18:00

“人間よりも人間らしい”守護者を描く。恒松あゆみと川田紳司が語るマーベル最新作『エターナルズ』

だからこそ日本語版の収録では時間をかけて細部まで丁寧に収録が行われたようだ。

「収録の際には音響監督の方と何度も話し合いをさせていただきました。(セルシ役の)ジェンマ(・チャン)さんのお芝居は非常に自然なので、そこにあるものをしっかりと拾って、私の声をそこに乗せていく形で収録したいと思いました。ですから過剰に抑揚をつけたり、オーバーに演技するのではなく、ジェンマさんのセルシの演技の中にある感情を引っ張り上げてきて、そこに私の声を馴染ませていく、という言い方が正しいのかもしれません。本当に繊細な作業でした。ちょっとした表情の変化や眼の変化を拾っていきながら、どのようにして自分の声で役としてしゃべることができるのか……それは“大変”というのとは少し違って、セルシとして生きることはすごく楽しさがありながら、ものすごく頭を使ったというか(笑)、すべての感覚をフルオープンにして取り組んだな、と思います」(恒松)

「リチャード・マッデンさんも過剰に演技をするタイプの俳優さんではないんです。抑えた演技の中から滲み出る部分がカッコいい方で、本作では特に抑えた演技で表現をされています。だから日本語版ではキャスト全員が、小手先で色をつけるのではなく、何度もシーンを観直して、セリフを聴いて、音響監督と何度も話し合って、いかに違和感のない表現をするのか、オリジナルの演技とズレがないのかを考えてつくっていったんだと思います。

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