リストとショパンの絶妙リンク──阪田知樹の注目公演
つまり、ショパンという音楽家の全体像を一日でお聴きいただけると思います。
今の阪田知樹が、この48曲をどのように演奏するかというのは、自分の中でもひとつの問いかけですし、自分で組んでおいて言うのもなんですが、ピアニストに対する試金石のようなプログラムで、大したものです(笑)。
東京オペラシティのコンサートホールは、ソロ・リサイタルをやるうえでも本当に良い音響のホールだと、弾くたびに思っています。貴重な一夜になると思います」
阪田知樹に話を聴くのはいつも楽しい。彼ならではの動機づけで、次々に面白いことばかりやってくれるという印象。並行して作曲活動も続けていて、1月のリストの協奏曲コンサートの前には神奈川フィルのために書いた委嘱作品の初演もある[1月11日(土)神奈川県立音楽堂]。2025年も阪田知樹から目が離せない。
取材・文:宮本明
阪田知樹 リスト~ピアノ協奏曲の夕べ
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2454791(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2454791&afid=P66)