2022年6月21日 14:10
Saucy Dogが作り上げた多幸感あふれる空間、初のアリーナツアー大阪城ホール公演オフィシャルレポート
では、楽曲の持つドラマをピアノが彩り増幅。そのままワンマンライブでは恒例のアコースティックコーナーへと続く。
「煙草とコーヒー」では、せとがメインボーカルを取り、満場の手拍子と温かなムードを作り上げていく。MCでは、せとが昨年2月の初の日本武道館公演についても振り返り、コロナ禍に翻弄された日々を乗り越えての、フルキャパでのソールドアウトに感謝を述べる。
続けて、「感慨深いですね。ライブ中にちょっと泣きそうでした」と言う秋澤和貴(Ba)に、「早ない?その話(笑)」と返す石原のやりとりもほほ笑ましい。「いつもの帰り道」では、ここ2年の紆余曲折の感情を、せとの優しい歌声が包み込んでいく。そして、「結」ではストリングスを迎え、切なきミドルナンバーを最高の編成で披露。「ノンフィクション」では一転、カルテットの旋律が疾走感とスリルを加速させていく。
Saucy Dogの音楽が少しでも長く、みんなの心の中で生きていけたら
後半は再びスリーピースで、せとの強烈なドラミングがいざなう「リスポーン」から幕開け。「雷に打たれて」では、秋澤のワイルドなベースラインからいざ突入かと思いきや、石原の機材トラブルでギターの音が鳴らず思いがけず長尺のイントロに。