2022年6月21日 14:10
Saucy Dogが作り上げた多幸感あふれる空間、初のアリーナツアー大阪城ホール公演オフィシャルレポート
当時のバイト仲間から昨日、「マジ感慨深いわ」って連絡が来ました。そうやって、ようやくここに立つことができてるのも、みんなのおかげだと思ってます。Saucy Dogの音楽が少しでも長く、みんなの心の中で生きていけたら……この曲を聴いて、意外と僕たち、私たちに近いんじゃないか、自分一人じゃないんだなと思ってもらえたらうれしいです。最後は笑っていこうね!」
そんな石原の願いを込めた「猫の背」では、自分の歌がみんなの歌になる運命の巡り合わせをかみ締め、本編は終了。
長い拍手に呼び戻された幸福なアンコールでは、会場の奥の奥にまで手を振る石原も「すごく幸せな空間に包まれたライブだと思いました」と感無量の表情。大阪で生まれたSaucy Dogが、小さなライブハウスで歌っていた「いつか」が、満員の大阪城ホールに鳴り響いた日。「グッバイ」でも石原の歌声がスタンド最上段の最後列までぶち抜き、三位一体で全てを出し切るような迫真のライブアクトぶり。
最後は「今日は本当にありがとうございました!」とメンバーが生声で伝え、全スタッフの名前が流れるエンドロールが夢のような一夜を締めくくる。
関西出身のミュージシャンにとって、大阪城ホールは日本武道館以上に身近で、特別な場所だとも言える。