くらし情報『新国立劇場『ラ・バヤデール』、速水渉悟が初のソロル役挑戦を語る』

新国立劇場『ラ・バヤデール』、速水渉悟が初のソロル役挑戦を語る

もちろん、お客さまに自分が一番綺麗に見えるポジションを、と自分を客観視する意識はあります」

舞台経験が多いほど引き出しが多くなる「ポケモンと一緒です」

ニキヤ役の柴山紗帆、ガムザッティ役の木村優里というふたりのプリマとのパートナーシップも見どころだ。
「これまでも一緒に踊ってきたダンサーたちですから、コミュニケーションもとりやすい。この作品についてはまだ話をしていませんが、スタジオでリハーサルに取り組んで初めて、こういうふうに踊りたいんだな、こう接するのがいいんだな、ということが見えてくるのだと思います」

新国立劇場『ラ・バヤデール』、速水渉悟が初のソロル役挑戦を語る

『くるみ割り人形』より、柴山紗帆と(撮影:長谷川清徳)
ドイツの名門、ジョン・クランコ・バレエ学校で学んだのち、米国のヒューストン・バレエで活躍。新国立劇場に入団して6シーズン目、プリンシパルとして着実に活躍の幅を広げているが、ここでのキャリアは決して順風満帆ではなかった。本番を翌日に控えた舞台稽古中に負傷、という苦い経験も。
「2年目、3年目、4年目と、コロナ禍や怪我で踊れなくなる時期がありましたが、5年目にやっとコロナ禍が終わり、自分の身体もコントロールできるようになった。去年はたくさん勉強でき、レベルアップできた年だったかと思います。

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