くらし情報『【コラム】『ジャージー・ボーイズ』中川晃教と花村想太のWフランキー体制への点と線』

2022年10月4日 07:00

【コラム】『ジャージー・ボーイズ』中川晃教と花村想太のWフランキー体制への点と線

Wキャストでフランキー・ヴァリをつとめる中川晃教(左)と花村想太(右)


いよいよ10月6日(木)・7日(金)にプレビュー公演、8日(土)に本公演が開幕するミュージカル『ジャージー・ボーイズ』。開幕に向けて、ぴあアプリの水先案内人としてもお馴染みのミュージカル文筆家・町田麻子さんに、Wフランキーに寄せる熱い想いを綴っていただきました。

役というのは不思議なもので、同じ台詞を喋り同じ歌を歌い同じ動線を辿っても、演じる役者によって見え方は大きく異なる。生身の人間が演じるのだから、そこに役者本人が入り込むのは当然のこと。つまりは役なんてものは概念でしかなく、実在するのは“その人が演じるその役”のみなのだから、その意味ではどんな役でも誰が演じたって成立するはずだ。にもかかわらず、「この役はこの人にしか演じられない」と観客に強く感じさせる役が、世の中にはいくつか存在する――いわゆる当たり役というやつだ。

日本ミュージカル界屈指の当たり役、“中川晃教が演じるフランキー・ヴァリ”を絶対的支柱として上演が重ねられてきた『ジャージー・ボーイズ』(以下JB)が今年、初めて中川と花村想太のWフランキー体制で再々演される。“花村が演じるフランキー・ヴァリ”がどんなものになるかは、幕が開くまで誰にも分からない。

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