佐藤流司×橋本祥平が俳優として大切にしていること「相手のためにお芝居をする」
ダークなルフィという感じですね。
橋本祥平(以下、橋本)僕演じるスルメは、ざっくり言うとカラクリと拷問が好きな役どころです。映画では人を拷問して楽しんでいたり、望遠鏡を使ったり、ローラーシューズを使ったり……自分で作ったカラクリを使って、ミッションをクリアしていく。戦闘員というよりもサポート系の役どころですね。
顔が隠れていたり、とわりと謎多き役なんですけど、舞台ではなぜ顔を隠していたのかがわかります。スルメの故郷である島に行って、いろんな人と出会い、映画のスルメとはまた違うような姿が見られるかと。
見てくださるお客さんは多分、驚きの連続なのかな、と思います。その辺を楽しんでいただけたら嬉しいですね。
――映画とから舞台へ、という形になりますが、役の深め方に変化はあったのでしょうか。
橋本スルメの場合は、舞台の本をもらってだいぶ変わりましたね。でも、映画はもう公開されているものなので、その軸からブレないように、というところはあります。
映画のときは、ある程度は自分で「こういう過去があったんじゃないかな」というバックボーンを組み立てていたんですけど、今回の本をもらって「なるほど、そういうことなのか」