佐藤流司×橋本祥平が俳優として大切にしていること「相手のためにお芝居をする」
ということもありました。大きく変わった部分と、変わらずに残そう、と思う部分がありましたね。
――変わらずに残そう、と思われたのはどういうところに?
橋本やっぱり悪党ですし、映画では拷問のシーンは印象的だったので、そういう狂気的な部分は舞台でも垣間見える瞬間があるといいな、と思いますね。
――佐藤さんはいかがですか?
佐藤変わらないですかね。鱗蔵という主人公を演じさせてもらうことで、プロデューサーさんや監督さん、今回だと演出家の方とお話をする機会がほかのキャストのみんなよりは少し多いんです。設定に関する話もしていますし、あまりぶれることはないかな、と思います。
カンパニー全体で作り上げていく
――スルメのルーツをたどることになるような物語かと思うのですが、脚本を読まれていかがでしたか?
橋本「そうやってつながるのか!」だとか、いろいろと思いましたが、最初にもらった台本とはいろいろと中身が変わっているので、さらに物語を深めやすくなっていると思います。
――佐藤さんは鱗蔵として今回のスルメをどのように捉えていらっしゃいますか。
佐藤スルメがどうなるかを、カンパニーで話し合って作っている最中なんですよ。