2023年7月25日 21:00
「信じられないほど現実的」サイモン・ペッグが語る『GCHQ:英国サイバー諜報局』の魅力
主人公のサーラ(ハナー・ハリーク=ブラウン)は、家族、恋人、新しい友人、権力者との関係において、大きな人生の激変に耐えています。一方、この国もまたある意味で目覚め、自分たちがいかに別の権力に翻弄され、操作されているかに気づく。この2つの物語の対比が絶妙で、互いに作用し合っています。サーラが英国への陰謀に関する些細なことを発見し、それが国を救う極めて重要な役割を果たすという事実が、見事に機能しています。その過程が彼女の頭の中の世界、“コードワールド”の中で実にうまく展開されていて、とても美しく構成されています。Q:ジリアン・デヴニー(プロダクション・デザイナー)が作り上げた素晴らしいセットでの撮影はいかがでしたか?
SP:ジリアンのプロダクション・デザインにはとても感心しました。信じられないほど印象的です。特に舞台の中心となるGCHQのオフィスはまるで「巨大な脳」で、スクリーンやコンピューター、そしてお菓子で埋め尽くされた広大な部屋でした。
あらゆる場所にお菓子が置いてあって面白いと思いました。COBR(内閣府ブリーフィングルーム)の部屋は、いかにも深刻なことが起こる場所と感じられ、実際こうなんだろうなと納得させられました。