2023年7月25日 21:00
「信じられないほど現実的」サイモン・ペッグが語る『GCHQ:英国サイバー諜報局』の魅力
ジリアンは素晴らしい仕事をしたと思います。
Q:ピーター・コズミンスキーとの仕事はいかがでしたか?
SP:ピーターは台詞を書くのがとても上手で、シーンが長いこともあり、舞台劇のような感覚になります。自分の台詞が迫ってきて、一か八かという感じなのですが、私はその緊張感が好きで、彼の書いた台詞が大好きでした。監督として、彼は、私がこれまで仕事をした中で、最も親切な“アクターズディレクター”のひとりです。彼は、役者の役作りのプロセスに非常に敏感なのですが、自分がやりたいことは正確に理解しています。彼は近づいてきて「君が考えていることはこれとこれだと思うんだけど……」と、導いてくれるのでとても助かります。監督というのはそういうものだと思うのですが、本当に素晴らしい。台詞の読み方を教えてくれるわけでもなく、どうやるかを教えてくれるわけでもなく、キャラクターの頭の中で何が起こっているのか、彼の考えを教えてくれて、100%それに同意してくれる。
彼のその繊細さが、撮影現場の士気を保っていて、スタッフからも俳優からも愛されていますし、頭脳明晰で、作品に対する熱意と情熱が作品全体に浸透しているのです。
Q:作品としての『GCHQ:英国サイバー諜報局』の魅力は何でしょうか?
SP:『GCHQ:英国サイバー諜報局』は、私にとって一視聴者としても楽しい作品で、みなさんも魅了される作品だと思います。