くらし情報『歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」 顔見世にふさわしく賑々しい舞台が開幕』

2023年11月4日 12:00

歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」 顔見世にふさわしく賑々しい舞台が開幕

とガネーシャの二役を勤め、今回が初出演となる菊之助の長男・丑之助の、親子孫の3人が共演することも大きな話題だ。

開幕するとそこは、神々の世界。神々は人間界を見下ろし、争いを繰り返す人間たちを嘆く。黄金を身にまとっているかのように煌びやかに居並ぶ神々は、神聖さを感じさせる。中央に聳える那羅延天(ならえんてん/尾上菊五郎)が「この世の終わりが始まる」と告げると、滅びの神・シヴァ神(尾上菊之助)は人間たちが始める戦争で世界が滅ぶだろうと語る。このままでは世界は滅びてしまうと、太陽神(坂東彌十郎)が世界の終わりを止めるため慈愛に満ちた子を人間界へ送り救世主にしたいと告げる一方、軍神である帝釈天(坂東彦三郎)は圧倒的な武力をもって世界を支配すべきだと言い、それぞれ若く徳の高い汲手姫との間に迦楼奈と阿龍樹雷をもうける。

母なるガンジス川に泰平を祈っている汲手姫(くんてぃひめ/中村米吉)のもとへ太陽神が現れると、汲手姫は迦楼奈(かるな/尾上菊之助)を宿し、瞬く間に美しい耳飾りの子を産み落とす。しかし、まだ恋すら知らない身であり恐ろしくなった姫は、生まれたばかりの赤子をガンジス川へ流してしまい……。

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