くらし情報『下北沢に紫テントが出現! 令和の時代にこそ観たい「アングラ演劇」の雄 新宿梁山泊『唐版 犬狼都市』開幕』

下北沢に紫テントが出現! 令和の時代にこそ観たい「アングラ演劇」の雄 新宿梁山泊『唐版 犬狼都市』開幕

、地下鉄の枕石を背負っている。メッキーは、臆病で人のいい保健所員の田口呆と出会い、ふたりして犬田区を目指し旅立つ——。

もちろんこのご時世、かつてのように、テント内に観客をぎゅうぎゅうに詰め込むことはできない。座席数を半数に減らしたテントの中で、彼らの演劇がどんなふうに響くのか。あらゆる意味で演劇史に刻まれるであろうこの困難に、新宿梁山泊は磨き抜かれた力技で挑もうとしている。

公演は22日(日)まで、下北沢特設紫テントにて。

文:小川志津子

新宿梁山泊第69回公演
本多劇場グループテント企画2020
新宿梁山泊『唐版 犬狼都市』
作:唐十郎
演出:金守珍

2020年11月14日(土)~2020年11月22日(日)
会場:東京・下北沢 特設紫テント(下北線路街 空き地)
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