2023年5月10日 17:00
日々の憤りも感傷も味わい深く痛快に昇華された新作『PINEAPPLE』をリリース 斉藤和義インタビュー
――プライベート・スタジオにゲストの方も呼ばれることもあるんですか?
いや、それは別のレコーディングスタジオで録ってて。そこに(今作では)藤原さくらちゃんをボーカルで呼んでみようとか、(大森)南朋くん呼んだりとか、そういう感じですね。
――斉藤さん自身はマルチプレイヤー的に全部ひとりで作り上げるっていうスタイルを確立させたいという思いが強いんでしょうか。
うーん……、何がなんでもってわけじゃないんですけど、割と今までのどのアルバムも大体ひとりでやっちゃってるのも多くて。今回は(バンド)メンバーと入ってる時間がなかったっていうこともあるんですけど、ちょうど弾き語りのツアーの合間にレコーディングもしてたので、普段やってるメンバーが忙しかったのもあったりして。あと、自分の曲だったら、自分のドラムやベースが歌いやすいし、グルーヴも同じ人がやると同じノリになったりするところがあって。それをツアーでやる時には、また別のメンバーとやって、また感じが変わるのが自分の楽しみでもあるので。レコードはひとりでやっちゃおうかなっていうことが割とメインになってきてますね。
――ライブでやる時は他のメンバーとのライブバージョンで聞けるわけですね。