中高年パワー全開! 爆風スランプ40周年ツアー最終日をレポート「再会はまたいつの日か、あの場所で」
と連呼する場面があった。この言葉はそのまま、このツアーの表のテーマである“あなたのIKIGAIナンデスカ?”にそのままリンクするものだ。
ライブの中盤は、「War」「まっくろけ」とベスト盤にも収録されている楽曲をパフォーマンス。前者は文字通り戦争のことを、そして後者は生きづらさを歌ったものだ。どちらも普遍的なメッセージとして、というよりも今だからこそより切実に響くというのはある意味での皮肉かもしれない。この2曲を受ける形で披露された「それから」は、ささくれだった心をそっと撫でてくれるように優しく響いた。
ここからは、パッパラー河合ワンマンショーともいうべき時間。MCの中で、なぜパッパラーなのか? そのルーツを明かしてくれた。それは、デビューの際、サンプラザ中野くんやファンキー末吉のように何かあったほうがいいというレコードメーカーの人の提案だったということだ。「パッパラーってどうだい? って言われて、ええ! って思ったんですけど(笑)、まあせいぜい2、3年だろうなと。それから40年です。今、はっきり言います、俺がパッパラーだ!」
パッパラー河合がボーカルを担当する「スーパーラップX」