【対談:岸谷香×荻野目洋子 前編】その日できることのベストをできたら御の字だなって思えるようになった
洋子ちゃんはすごかったもの。
岸谷香
荻野目いえいえ、全然、そんなことはないですよ。
――そもそも初めての出会いは?
岸谷同じテレビ番組に出演していたことはあったので、挨拶くらいはしたかもしれませんが、あれは出会いとは言わないと思うんですよ。となると、当時の洋子ちゃんのプロデューサーから、「荻野目さんの曲を書いて下さい」と依頼があって、楽曲提供させていただいたのが最初の接点ということになりますね。
――その曲が「ラストダンスは私に」です。1992年11月21日リリースの荻野目さんの15枚目のアルバム『NUDIST』収録曲で、躍動感あふれるポップなナンバーです。
荻野目あの時は直接、お会いしてないのですが、素敵な曲を提供してもらい、ありがとうございました。その時点で話したことはなかったけど、先にLINDBERGの渡瀬マキちゃんとは同い年ということもあって、仲良くさせてもらってて……。
岸谷マキちゃんと一緒ということは、学年で私の2個下ですね。
荻野目はい、マキちゃんから香さんの話はよく聞いていたので、お会いする前から、知ってます、みたいな感じでした(笑)。
岸谷だからなのかもしれないですね。