2021年11月18日 07:00
岡田将生、32歳の本心「まだまだ足りない。欲深くありたいです」
そして、自分も周りからそう思ってもらえる存在でありたいなという気持ちは、年々大きくなっている気がします」
そう言って、真っ先に名前を挙げたのは、盟友・松坂桃李だ。
「やっぱりすごく素敵ですし、素敵な芝居をされているので、自分も良い芝居をしよう、いい作品に関わろうという気持ちになります。プライベートではダラダラいろんな話ができる相手。くだらないことも、来年はこういう年にしたいんだよねという目標も話せる、いい仲間です」
ウィズコロナの時代、改めて、人と人とのつながりを大事にしたいと思った
「欲深い」という言葉は、時にネガティブな印象を与えかねないフレーズだ。だが、岡田将生ははっきりと言う、「僕は欲深い」と。
「たぶん欲深くないと、この仕事なんかできないと思う。欲まみれになっちゃうのは良くないと思いますけど。欲望を持つことはいいことなんじゃないかなと思います」
善人も、悪人も、市井の人も、多種多様な役を演じられる俳優になる。
その欲に、際限はない。
では、俳優ではなく、ただのひとりの男として、今いちばん欲をかられるものはなんだろうか。最後にそう尋ねてみると、岡田将生は子どもみたいに顔を輝かせて、こう話し出した。