くらし情報『加藤和樹×水田航生 尊敬し合う関係のふたりが挑む、愛憎劇『冬のライオン』稽古場インタビュー』

2022年2月22日 22:00

加藤和樹×水田航生 尊敬し合う関係のふたりが挑む、愛憎劇『冬のライオン』稽古場インタビュー

と。それは、“機械的で、心の内を表に出さない”という意味での例えだと思うんですが、そう言われて、え!?って。とりあえずSiriを調べるところから始めました。「Hey,Siri!」って言うところから(笑)。

加藤最初、面白かったよ〜!本当にSiriみたいだったから(笑)。

水田最初はSiriみたいな話し方でやっていたんですが、そこから稽古を積んでいく中で徐々に変化して来ています。根本的には、王としての毅然とした立ち居振る舞いと、内に隠した煮えたぎるような思い、そのギャップの面白さですよね。心の中はすごく熱いけど、クールぶって「動じないぜ、俺は」というフィリップを今、作り上げているところです。


加藤和樹×水田航生 尊敬し合う関係のふたりが挑む、愛憎劇『冬のライオン』稽古場インタビュー


加藤皆それぞれ、「〇〇みたいにやって」と言われているんですよね。僕が言われたのは元力士のある方で(笑)。自分の本音を言いたくても言えない、そんな態度の例えらしく、とくに母エレノアとのやりとりの稽古中に「今だよ、○○○!」って声がかかったり(笑)。リチャードは“獅子心王”と呼ばれるほどに戦に長けた人物なので、最初はもっと感情の起伏が激しい人として作っていたんです。でもそうではなく、胸の奥に本音をずっと隠して、フツフツとたぎらせている青年なんだなと。

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