『フジロック'24』電気グルーヴインタビュー【前編】「フェスは、みんなが待ってるものを、ちゃんとやった方がいい」
瀧「N.O.」から始まるやつだ。
──過去の代表曲満載の、ベストアルバムみたいなライブを、電気グルーヴが初めてやった時です。
石野さっさとやれよっていう話だよね。あ、でも、2006年の休止してた時より前と後では、グループとしても違うしね。
瀧うん。きみ、たぶんその間もDJやってるだろうから。ずっとDJやってて、「次は電気でライブでグリーンで」って言われて、「ええっ!?」っていうところなんじゃいかな。
石野でも俺ね、けっこう最近まで、グリーンとホワイトの違いがわかってなくて。
瀧(笑)。なるほど。
石野「グリーンですよ!」って、当時のマネージャーとかスタッフが大騒ぎしてて。
瀧「ごはんですよ」みたいな感じで。
石野「ごはんですよ」ではない(笑)。「グリーンもホワイトもそんな変わんなくない?」みたいな感じだったのよ。グリーンのありがたみを、あんまりわかってなかった。
瀧ただ名前が違ってるだけだと。
石野そうそう。「苗プリから遠い方が、グリーン? ホワイト?」、そんな感じだったから。とにかくレッドマーキー一択だったから。いちばん近いし、屋根もあるし、赤いし(笑)、あと好みのアーティストが出てるっていうね。