『フジロック'24』電気グルーヴインタビュー【前編】「フェスは、みんなが待ってるものを、ちゃんとやった方がいい」
石野佐山シャトル。
瀧タイガーステップ(笑)。っていうので帰れなくて、だからもう、遭難だよね、ほぼ。音楽が鳴っている遭難、っていう感じになっている中で、うちらは初日の後半に近い方だったのかな。で、お客さんたちもヤケクソだから、「ウォーッ!!」みたいになって、モッシュからワーッて湯気が立ち上ってたのを憶えてるかな。そうでもしないと暖は取れないもんね、と思いながら、ステージから見てた感じかな。「富士山」をやったんで、俺、富士山のかぶりものをしたんだけど。その日唯一見れた富士山が俺っていう(笑)。
──次は、苗場に移ってから初めて電気が出た2000年、日曜のホワイトのトリ。
石野全然憶えてない。
瀧ねえ?
石野24年前の記憶でしょ? ほぼ毎年行ってる。憶えててたまるかっていう(笑)。上書きされちゃうよね、やっぱりね。
瀧うん。2000年てことは、『VOXXX』のタイミングか。
──その次は、活動休止明けの2006年。
石野6年も空くんだね。これは、DVDになってるやつじゃないかな(※2007年10月リリースの『Live at FUJI ROCK FESTIVAL ‘06』)。