2022年9月19日 11:25
緑黄色社会がバンドの10年史を総括、初の武道館ワンマンのオフィシャルレポート到着「愛おしいみんなと、もっともっと先に行きたい」
「私たちが初めて東京でライブをした日――まだみんな高校生だったんだけど、ある大会の決勝戦で、日比谷の野音のステージで歌いました。私、そこで言ったの。『私たちを、《ここでライブをしたバンド》で終わらせないでください』って。大口叩いてさ、笑っちゃうじゃん?でも、今でもね、すごいカッコいいこと言ったなって思う。そして今、あの時のまったく同じことを思ってる。『私たちを《武道館に出たバンド》、それだけで終わらせないでください』って。頼もしい、大好きなメンバーと、いつもあたたかい、愛おしいみんなと、もっともっと先に行きたい」
焦燥の中から決然と意志を掲げた高校時代の思い出を、長屋は「今」と地続きのものとして語っていた。結成10周年記念日・7月4日に配信リリースされた最新楽曲「ブレス」の《諦めたい夢なんかなくて/手に触れて確かめたい》というラインが、この上なく切実なメッセージとして胸に響いた。
1日目のライブ中にはバンド主催の自主企画ライブ『緑黄色夜祭vol.11』の開催が発表され、2日目の開演直前には新曲「ミチヲユケ」が日本テレビの10月期ドラマ『ファーストペンギン!』の主題歌に決定したことがアナウンスされ……といった具合に、武道館2日間の間にも新たな情報が次々に飛び出していた。