原作者&監督が語る「⼆宮和也とタングの関係性」とは? 『TANG タング』ブルーレイ&DVD来年1月発売
がいかに物語の中で成⻑していくかという部分ですね。タングというのはロボットですけど、僕的には疑似親⼦でもあり、バディでもある。そんなふたりの関係性がより深まっていくさまを描きたかったんです。
タングとの出会いによって、健がいかにして⾃分の⼼の傷を乗り越えて、前に進んでいくのか。そこまでの物語を⼤事にしたいなと思いました。
それと⽇本に置き換えるときに、彼らはどこを旅したらいいかなと考えたのですが、⽇本には福岡や宮古島といった素敵な場所があるじゃないかと思い、目で楽しめる場所というのを意識しながら、⽇本オリジナルの部分を作っていきました。
──デボラさんが気に⼊った部分はどこですか?
デボラコーヒーのシーンですね。私は本当にあのシーンが⼤好き。
⾃分でも書いておけばよかったなと思ったくらいです(笑)。
──⼆宮さんが演じた健はいかがでしたか?
デボラ⼆宮さんは本当に素晴らしかった。健というキャラクターをしっかりと捉えてくださったなと思っています。最初、観客は健にフラストレーションを感じてイラッとしてしまいますよね。それで妻の絵美の我慢が限界に達していることが本当によく分かる。⼆宮さんの演技はそれくらい上⼿い。