『ファッション イン ジャパン』展、国立新美術館にて開幕「もんぺ」の時代から70年にわたる日本のファッションの変遷を展観
展示風景第1章 1945〜1950年代「花開く洋裁文化と若者の台頭」より
展示風景第1章 1945〜1950年代「花開く洋裁文化と若者の台頭」より
高度経済成長に入り、既製服が大量生産されるようになっていくと、洋服は仕立てるものから、購入するものへと人々の意識は変わっていく。また、ロンドンやアメリカの若者文化の流行が日本にも伝播し、戦後から僅かな時間で日本人の服装はまたたく間に多様化されていった。
展示風景 第2章 1960年代「消費拡大!モーレツ社員たちによる高度経済成長はとまらない」より
展示風景 第2章 1960年代「消費拡大!モーレツ社員たちによる高度経済成長はとまらない」より
そして、1970年代に入ると、KENZOやISSEY MIYAKE、山本寛斎など日本人デザイナーたちが海外で活躍し始め、日本のファッション全体が注目されるようになっていく。その一方、大川ひとみの「MILK」や、菊池武夫、稲葉賀恵による「BIGI」、荒牧太郎の「マドモアゼルノンノン」など若者を引きつけるファッションブランドが原宿に誕生、流行の発信地となっていく。
展示風景 第3章 1970年代「カジュアルウエアのひろがりと価値観の多様化、個性豊かな日本人デザイナーの躍進」