2022年8月23日 18:00
【インタビュー】SCOOBIE DOは、ガレージの枠からもロックバンドの枠からもハミ出ている。それこそが自分たち
――お互いに影響し合っている、と。
コヤマそうですね。僕らはガレージロックがルーツなんですけど、60年代のブルース、ソウルも大好きで。ボーカリストとしての音階も60年代だったと思うんですよ。「60年代のブルースを歌うには、これくらいの音階でいい」っていう(笑)。でも、リーダーが作る曲はそうじゃなくて、60年代のフレームをどんどん飛び出していて。そのおかげで僕も80年代くらいまで来れたのかなと(笑)。
――(笑)メロディはさらに豊かになり、でも、ルーツミュージックの匂いも色濃くて。
そのバランスも、本作の魅力だと思います。
マツキそこはもう長いことやってるし(笑)、自然にやれてるんでしょうね。今シュウくんが言ったようにSCOOBIE DOはガレージのシーンから登場したバンドだし、いつまで経ってもガレージバンドであることは変わってなくて。プリミティブなサウンドをずっと求めているし、絶対的に好きな音があるんですよ。世の中の流行りは置いといて。
――この20年はネオソウルやファンク・リバイバルの潮流もあったし、SCOOBIE DOの音楽は図らずもトレンドと合致していると思いますけどね。