2021年7月15日 18:00
柿澤勇人「今だからこその奇跡的な空間になる」『ジーザス・クライスト=スーパースタ― in コンサート』
のひとり・シモンです。『狂信者シモン(Simon Zealotes)』という楽曲もあるようなキャラクターですが、シモンをどうつくっていこうと思われていますか?
そこは、コンサートとはいえ芝居だと思ってつくっていこうと思っています。シモンはめちゃくちゃ熱いし、ある意味狂っている人物で。それをどう出せるのかは、演出家とも話し合いながら考えていきたいです。
──アンドリュー・ロイド=ウェバーの若い頃の楽曲が素敵ですよね。
全部カッコいいですよね。ユダの楽曲は最初の『Heaven On Their Minds』もラストの『SUPERSTAR』もロイド=ウェバーの代表曲だし、じゃあそれだけかと思ったら、ジーザスの『GETHSEMANE』があり、シモンの『Simon Zealotes / Poor Jerusalem』があり、マリアの『I Don’t Know How to Love Him』があって、それも代表曲ですからね。一体何曲あるんだ、この作品に、と思うんですけど、なぜか耳が痛くなるようなことは一切ない。
それは物語と登場人物の心がリンクしているからだと思います。非常に観やすいし入り込みやすいメロディです。