義太夫狂言に新歌舞伎、鶴屋南北作品・・・見どころ満載の歌舞伎座『二月大歌舞伎』
文殊菩薩が住むといわれる清涼山のふもとの石橋に狂言師の右近と左近が手獅子を持って現れ、石橋の由来や、獅子の親が仔を谷底へ落とすという故事を踊って見せる。能の「石橋」を題材とした長唄の舞踊。ユーモラスな間狂言「宗論」をはさんで、後半は親獅子と仔獅子の勇壮な舞を楽しみたい。
狂言師右近後に親獅子の精中村勘九郎
狂言師左近後に仔獅子の精中村勘太郎
法華の僧蓮念中村鶴松
浄土の僧遍念中村萬太郎
新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言を受け、開演時間が早まった。第一部は10:30、第二部が14:15、第三部が17:30となっているのでご注意を。
文:五十川晶子
歌舞伎座『二月大歌舞伎』
2021年2月2日(火)~2021年2月27日(土)
会場:東京・歌舞伎座