2019年2月9日 10:05
“親しみ”のある主人公を描く。ジェームズ・ワン監督が語る『アクアマン』
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超大作映画『アクアマン』が日本での公開をスタートさせた。“アクアマン”ことアーサーは筋骨隆々の男で、目つきは鋭く、少し怖そうに見える。しかし、本作の監督を務めたジェームズ・ワンは「アーサーはすごく普通の男で、人間味があって共感できるヤツなんだ」と笑う。本当に? アーサーは初対面でバットマンの胸倉を掴んでいたヤツじゃなかったか? 「確かにみんなアーサーを“タフな男”だと思ってる。だからこそ僕はこの映画で彼の“知られていない面”を描きたいと思ったんだ」
アクアマンは1941年にコミックスに登場して以来、大人気を誇るキャラクターで、過去に幾度かアニメーションや映画に登場しているが、今回の映画『アクアマン』は予備知識がまったくなくても作品を完全に楽しめるように製作された。「だからこそ、この映画ではオープニングがとても重要になると思った」とワン監督は振り返る。そこで彼は、映画の冒頭にアクアマン=アーサーではなく、アーサーの“両親”の物語を描くことにした。「映画の冒頭にアーサーの父と母のラブストーリーが描かれ、このドラマが映画全体の“背骨”になっているんだ」