くらし情報『“親しみ”のある主人公を描く。ジェームズ・ワン監督が語る『アクアマン』』

2019年2月9日 10:05

“親しみ”のある主人公を描く。ジェームズ・ワン監督が語る『アクアマン』

確かにみんなアーサーを“タフな男”だと思ってる。だからこそ僕はこの映画で彼の“知られていない面”を描きたいと思ったんだ」

ところが、彼の弟オームが海の世界を束ね、地上の世界に反旗を翻そうとしたことから事態は一変する。アーサーは状況を打開しようと奔走するが、まだ未熟で力が足りず、海底王国の王女メラと長い旅を続ける中で成長していく。「最初、アーサーは王になんかなりたくなかった。でも彼は旅を続ける中で、自分が王として行動しなきゃいけないと気づいていくんだ。実は映画の冒頭のアーサーは人間の世界にも海の世界にもなじめていない。でも、彼は旅を通して自分がふたつの異なる世界の“架け橋”になれることに気づいていく。僕はこのテーマがとっても気に入ってるよ」

そこでワン監督と脚本家チームは、アーサーが共感できる男で、成長を遂げて“ヒーロー”になる過程を無理なく描けるよう脚本を練ったが、その一方で、海中バトルをどのようにして描くべきか撮影、視覚効果、音響の各チームと準備を重ねた。
「この映画では水中の世界が最も大事だから、ここが上手に描けないと映画が成立しないと思っていた。『スター・ウォーズ』で宇宙の描写が信じられなかったら、ダメなのと同じだよ(笑)。

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