2023年12月4日 07:00
三浦宏規、「刺激的な1年」の最後に挑むフレンチロックミュージカル『赤と黒』。自由な稽古場でつくりあげる美青年・ジュリアンとは?
(撮影:山脇佳代)
スタンダールの同名小説を原作に、『1789』『ロックオペラ モーツァルト』のプロデューサー、アルベール・コーエンの手でミュージカル化、パリで初演されたフレンチロックミュージカル『赤と黒』がこの冬、上演される。今春には宝塚歌劇団で『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』というタイトルで日本初演されたが、このたびは三浦宏規主演、世界的話題作『SIX』共同演出家であるジェイミー・アーミテージが手掛ける新演出版。今年は『キングダム』の信役、『のだめカンタービレ』の千秋真一役と話題作への出演が続く三浦が、野心あふれる美しき青年・ジュリアン・ソレルに挑む。三浦に意気込みと見どころを聞いた。
危険な美青年・ジュリアンには甘酸っぱい一面も「ピュアボーイです(笑)」
――稽古もかなり進んでいると伺いました。
ひと通り最後まで動きがついて、また最初に戻ってそれぞれのシーンを深めているところです(※11月中旬取材時)。稽古場自体はとても和やか。共演者はユーモアがあって個性が溢れすぎた人たちばかりで、演出のジェイミーも、振付のアレックス(アレクザンドラ・サルミエント)も作品を楽しんで作る方々です。