三浦宏規、「刺激的な1年」の最後に挑むフレンチロックミュージカル『赤と黒』。自由な稽古場でつくりあげる美青年・ジュリアンとは?
――ところでフレンチミュージカルは今、日本でも人気のジャンルですが、三浦さんは初出演ですね。現代的なサウンドでとにかく音楽がカッコいいイメージですが、演じていてどうでしょう。
(キーが)高いんです! いい加減にしてほしいくらい高い(笑)。もともとフランスではロックシンガーが歌っていたそうです。これをちゃんと歌いこなすには……“ノリ”が必要ですね。常に新鮮な気持ちでノリ良くいかないと体力が持たない! ただ、全体の印象としてはすごく日本語に合う気がします。上演台本・訳詞の福田響志さんがいい歌詞を書いてくださって、元々日本語で作られたみたいな音のハマり方をしている。歌で物語がどんどん進むというより1曲ずつ心情を歌うような作品なので、綺麗な言葉を並べやすいという理由もあるかもしれませんが。
わりとショーっぽく作っているナンバーが多いので、スピード感もあって、見やすいと思います。
――ところでジェイミーさんは、まだ日本では上演されていませんが世界的にヒットしているミュージカル『SIX』で共同演出された方。トニー賞ミュージカル演出賞にもノミネートされていますが、日本では初演出です。……どういう方ですか?
すごく可愛い方です。