2023年11月29日 10:00
バンド結成40周年 カーネーションインタビュー「スタイルを持たないことの楽さ、自由さっていうのはあるかもね」
大田そうそう(笑)。
直枝すごいよね。そう考えると色んなことがあったなと思いますね、その間。メンバーもすごく変わっています。
大田変わったというか、いなくなっている(笑)。
──だんだん少なくなって。
直枝まさか大田くんとふたりで残るとは思っていなかったけど……。
大田想像できなかったです。
──今更ですけど、ご自分の人生にとってカーネーションとはどういうものなのか。
直枝いきなりそんな大きいテーマ(笑)。まぁでも音楽は仕事なので。これを母体にいろんなことをやっていきたいと言うことですね。
──いろんなことをやっていても、最終的にカーネーションに戻ってくる感じがある。
直枝そう、そんなところですね。5人いた頃はバンドっていう意識がもっと強かった気がする。今は人間同士という感じで。
このふたりが。
──5人から3人になった時(2002年)がけっこう大きな試練でしたね。
直枝大きかったですね。でもあのトリオの時代を体験したから、筋肉がついた感じがしますね。ある意味、ボブ・ディランがグランド・ファンク(・レイルロード)に入ったようなものですからね(笑)。
大田その喩えはすごいな(笑)。