2023年11月29日 10:00
バンド結成40周年 カーネーションインタビュー「スタイルを持たないことの楽さ、自由さっていうのはあるかもね」
直枝本当に、めちゃくちゃ練習してだいぶ鍛えられた。
大田今でもドラマーさえいてくれたら、ライブ3人でも行けますよっていう感覚はありますね。もちろん、ギターがもうひとりと、キーボードがいれば楽だけど。
直枝それだけ選択肢がある。
──昨年の末くらいから、アルバムの制作が始まって。最初のとっかかりはどんな感じだったんですか?
直枝自分でこの何年か作っているスケッチみたいなものをかき集めて、使えるものはあるか探っていたんですけど。色々やっているうちに4月くらいに、アイデアがドバーッと降りてきて。それで勢いがついた感じですね。
──スケッチとはどういう形ですか。
直枝iPhoneのボイスメモですね、iPhoneで弾き語りで録って。スケッチってビックリするものが隠れていたりするんです。煮詰めて煮詰めて録音するんじゃなくて、無意識の蓄積みたいなものだから。それをあとで聞き返して、このコード感は新鮮だなとか、このメロディ良いじゃん、とか。
──外部からの刺激を受けて、これを適当にうまくアレンジして、とかではなくて。自分自身の中から無意識に出てきたものが次の創作へのヒントになる。
直枝そうですね。