数々の作家を発掘してきたトム・プロジェクトの30周年記念作品第一弾、不条理「喜」劇『かへり花』上演
トム・プロジェクト30周年記念公演第一弾の『かへり花』が、9月2日(月)より東京・俳優座劇場で上演される。
本作は「ちびっこ広場」に集まる3人の老人と2人の男女の交流を通して、分断された現代の人間を描き出す不条理「喜」劇。脚本を担当するのは、これまで日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)、田村孝裕(ONEOR8)、東憲司(劇団桟敷童子)、中津留章仁(TRASHMASTERRS)ら気鋭の作家をいち早く発見してきたトム・プロジェクトが、30周年の節目に出会った新たな才能・日向十三(演劇企画体ツツガムシ)。日向は「『かへり花』の台本係、日向十三です。ん、知らんけど、何者?と思いましたね。はい、同感であります。私も自分が何者なのか、かれこれ50有余年、分からぬままなのです。ですから作品について一筆よろしくと言われても、自分のことすらよく分かっていない自分の書いたものが分かるわけがないのです。
それでも、書くには書いたのだ、何か言えるだろう、言ってしまえ、そう己に言い聞かせ、こうして独り言ちているわけですーー」と独特なコメントを寄せている。
「新宿で拾った謎の男、日向十三に台本を依頼して打つ大博打」