『仮面ライダーセイバー』内藤秀一郎×山口貴也 「赤ちゃん」と「天然」なふたりが語る“普通のホモ・サピエンス”じゃない人とは?
にやられたときの顔を見て、こんな芝居ができるんだ!って、鳥肌が立つくらいの衝撃を受けました。倫太郎って結構、説明台詞が多いけど、そこから台詞に対しての重みを感じるようになりましたね。
山口6話の終わりは、台本を読んだときにそういういいシーンを作り出せるとは、僕自身思っていなかったんです。上堀内監督に「動きとかを気にしなくていいから、気持ちを出してほしい」と、本読みのときから言われてたので、顔も気にせず悔しさを本気で出そうと思って演じたんです。
内藤そう!あのとき、すごく堂々として帰ってきたんですよ。「俺、やってきた!」ってすごい言ってたけど、本当に、すごくいいシーンになってて。
山口「やったな」っていうのが出てた。
内藤そこがかわいいなって思いましたね。
山口それまであまりそういうシーンがなかったので、「これがロケだ!これが芝居だ!」って、ちょっとドヤ顔で帰りました(笑)。
内藤その日から、堂々と芝居するようになったよね。
山口かっこ悪く映ってもいいって思うようになったきっかけだったので、芝居をする上でのターニングポイントだったと思います。
── 監督と言えば、今回の劇場版は1、2話以来の柴﨑貴行監督ですね。