「演劇を観て、人を好きになってほしい」朝夏まなと×ノゾエ征爾 舞台『ロボット』で初タッグ
ノゾエさんは、ヘレナを演じる朝夏さんにはどのようなイメージを持たれたのでしょうか。
ノゾエ今回が“はじめまして”ですが、本読みを聞いてすぐに、良かった〜と思いました(笑)。朝夏さんの明るい雰囲気も含めて、楽しい創作になるだろうなと。僕はいつも俳優さんに会うまでは、キャラクターにあまり具体的なイメージを持ち過ぎないようにしているんです。とは言っても、どうしたってある程度のイメージはありますよね。ヘレナに朝夏さんの声が合わさった時に、その距離感がとてもいいなと感じました。
朝夏私のほうは、稽古に入る前はノゾエさんってどんな方なんだろうと興味津々で(笑)。これまで、共演の方々も演出家の方も初めてという現場がなかったので。
ノゾエあ、そうなんですか。
朝夏はい。ミュージカルの世界だと結構顔見知りの方が多く、だいたいどなたか知り合いの方がいらしていたんですよね。だから最初の本読みの日はガクガクに緊張して行ったんですけど、ノゾエさんが最初のご挨拶の時に、ある俳優さんが「ノゾエさんの稽古場は日本一、風通しがいい」っておっしゃったお話をしてくださって(笑)。
ノゾエハハハ、それは完全に個人の意見なんですけど、場が和むといいかな〜と思ってちょっと言ったまでで。