くらし情報『新世代のプリマ伊藤晴、新国立劇場の開幕《夢遊病の女》に登場』

新世代のプリマ伊藤晴、新国立劇場の開幕《夢遊病の女》に登場

リーザ役にはアリアが2曲あって、それほど長いアリアではないですけれども、テクニック的な難しさもありますし、アミーナとまったく違う表情を出さなければなりません。やわらかいフレージングで美しく歌うアミーナと対照的に、ヒステリックでちょっと辛口の表現が求められています。わたしは最近プッチーニを歌わせていただく機会が多かったので、それとはまったく違う歌い方です。マエストロ・ベニーニからは『(ラ・ボエームの)ミミのように歌うな!油断するとすぐミミになる!』と厳しく叱られて(笑)。ロマンティックな深い歌い方よりも、もっとストレートな方向に、毎日試行錯誤しながら進んでいます」

ベルカント・オペラは声と音楽に身をゆだねて聴く!

新世代のプリマ伊藤晴、新国立劇場の開幕《夢遊病の女》に登場


指揮者のマウリツィオ・ベニーニはベルカント・オペラのエキスパートとして知られる。

「稽古は緻密です。マエストロは、『ベッリーニは、それぞれのマックスを出して初めて成り立つ』とおっしゃいます。ベルカント・オペラでは、ダ・カーポ・アリアの2回めは技巧的なヴァリエーションをつけて歌うのが慣例なんですけれども、そこでたとえばハイD(3点ニ)を出せるんだったら、次はハイEs(3点変ホ)

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