深田恭子の仕事の流儀「あんまり自分からこういう役がしたいと思うことはないんです」
その圧に押されて、毎回やるしかないと覚悟を決めていました」
劇場版の舞台となるのは、架空の国・ディーベンブルク王国。その華やかな街並みに目を奪われるが、実は国内で撮影したものだという。
「毎回ロケ地に行くたびにびっくりしていました。ご覧いただくとわかるのですが、上るのも大変というような高所で撮影するのに、そこで撮るのは走り去るところだけだったりするんです。普通ならどーんっと大きく見せたくなるようなところであえて大きく見せない。そういうところが『ルパンの娘』らしいなと思いました」
あのハモりは私からやりたいと提案しました
『ルパンの娘』名物である、大貫勇輔演じる円城寺さんのミュージカルシーンも、ますますパワーアップしている。
「シーズン1で台本をいただいたときは、華がひとりでいるところに円城寺さんがやってきて、嫌だけど歌ってしまうという内容でした。でも、ちょうどその頃、『アラジン』が人気で、最後はハモりで決めた方が面白いんじゃないかと思って、プロデューサーさんや監督さんに『ここ、ハモったらどうですかね?』と提案したんです。そこからああいうかたちになったんですけど、まさかついに家族みんなで歌うことになるとは思ってもいませんでした(笑)」