2023年8月4日 18:00
猛暑を乗り切るためにキンキンに冷えたビールはいかが!?「国産ビール12種」を飲み比べてみた
それはさておき、そのキレの良さから「夏場はやっぱり『アサヒスーパードライ』」と言う人も多い銘柄です。
「アサヒスーパードライ」をグラスに注ぐところ
最初は辛いアタックが口いっぱいに広がりますが、同時に強いキレを感じるとともに、発酵由来のビールらしい香り、ホップの香りを同時に感じることができます。
それでいて後味もスッキリしており、この全体のバランスの良さが多くのファンを魅了しているように思います。
特に、アサヒビール本社のある東京・浅草エリアでの支持率が高いのも特徴的。江戸っ子が多く好む銘柄でもあります。
「幻のアサヒ」と呼ばれた飲食店ご用達がルーツの「アサヒ生ビール」
「アサヒ生ビール」
今日の「アサヒスーパードライ」の絶大な支持は前項の通りですが、この銘柄が発売される以前の1980年代中半は、アサヒビールは低迷期を迎えており「夕日ビール」とさえ揶揄されることも多くありました。そんな中、アサヒビールの開発者は起死回生を願い「マルエフ」という開発記号の名のビール作りに没頭。試行錯誤を繰り返した末に、完成させたのが、ここでいただく「アサヒ生ビール」でした。
完成後、開発者の願いが叶い、特に飲食店での支持が高まりアサヒビールは起死回生を果たすことになったわけですが、その後「アサヒスーパードライ」