吉田鋼太郎×柿澤勇人、ふたりの男が命懸けで騙し合う『スルース』は「泣ける芝居」
柿澤いい話のあとで申し訳ないんですけど(笑)。僕は本当、この『スルース』をとにかく成功させないと!ってことしか考えてないですね。僕の中で、2021年はいきなりとんでもない壁がある感覚なので、それを越えてからじゃないとちょっと、次のことは考えられない(笑)。吉田マイロって、やればやるほどすっごい良い役だもんな。虐げられて生きてきた男が成り上がって、上流階級の男になんとかひと泡吹かせようと奮闘する姿は何と言うか……ヒーローみたいなところがある。俺も稽古してて初めて気付いたけどこれ、泣ける芝居なんだよ。そしてお客様の涙を誘えるかどうかはすべて、カッキーの肩にかかってるという。
柿澤やめてください(笑)。
吉田かかってる!
柿澤……2021年どころか、僕の役者人生で最大の壁になるような気がしてきました(笑)。でもなんとか乗り越えて、いい2021年にしたいです!
取材・文:町田麻子撮影:渡部孝弘
『スルース~探偵~』
作:アントニー・シェーファー
翻訳:常田景子
演出:吉田鋼太郎
出演:柿澤勇人吉田鋼太郎ほか
【東京公演】
2021年1月8日(金)~1月24日(日)
新国立劇場 小劇場
★東京公演アフタートーク開催!
※登壇者は公演公式サイト https://horipro-stage.jp/stage/sleuth2021/ にて発表
1月13日(水)