『ドロステのはてで僕ら』土佐和成×朝倉あき、特別対談 「何度見ても面白い発見がある作品」
土佐:何でですか?(笑)
朝倉:今回の映画でもそうでしたが、ヨーロッパ企画の方々はすごく自然にやっているように見えるんですよ。何度も同じ芝居を繰り返しているようには見えず、あまりにも自然なので、私にはそこまで芝居を自分の中に落とし込める自信がなくて……。
土佐:『サマータイムマシン・ブルース』は何度も再演をしているからじゃないかな。それに、舞台は1カ月ぐらい稽古する時間があるから大丈夫ですよ。朝倉:そうですよね。やれる機会があるならやってみたいです。
土佐:僕たちも、朝倉さんのまだ世に出てない面白さを引き出せる自信も割と出てきているので。
朝倉:思いきってぶつかってみたいです(笑)。
土佐:ぶつかりましょう!(笑)
ーー最後に映画をご覧になる方にメッセージをお願いします。
土佐:劇団ヨーロッパ企画が初めて挑んだ長編映画です。劇場にお芝居を観に行くことはなかなかハードルが高いかもしれませんが、映画だったら演劇よりライトに僕らヨーロッパ企画のことを見ていただけるんじゃないかなと思っていて。ヨーロッパ企画を知らない方にも見ていただきたいですし、すでに僕たちのことを応援してくださっている方々には映像の僕たちを見ていただきたいと思っています。