2024年3月11日 17:00
死刑囚役に挑戦した橋本良亮「作り手や受け手の予想を超えて、圧倒できる存在になっていきたい」
――ご自身の中に、大渕に通ずる部分はありますか?
橋本難しいですね。「ない」とは言いたくないんです。大渕のことが好きだから。なんとか共通点を探したいんですけど、僕より遥かにミステリアスで、頭の回転も速くて。どちらかと言うと、憧れの存在と言ってもいいのかなと思います。
――笑顔が武器なのは、橋本さんと大渕の共通点かと。
橋本笑顔を振る舞っていますからね、大渕は。僕も仕事柄そうですし。
でも、笑顔の種類は違いますよ。彼の場合、笑顔は凶器ですから。僕はそんな目でファンの皆さんのことは見ません(笑)。
「僕、成長できてました?」って聞いてみたい
――緊迫したシーンの多い作品ですが、撮影現場の様子はいかがでしたか?
橋本正直に言うと、キャスト同士で楽しく会話をする雰囲気ではなかったです。なので、すごく緊張したんですが、その緊張感が必要だったのかもしれない。はじめましての方が多かったんですが、(大渕の元愛人を演じる)斉藤由貴さんとは以前、舞台(『良い子はみんなご褒美がもらえる』)で共演させていただいて。すごく気さくで素敵な方なので、愛あるお叱りも率直にくださるんですよね。でも、今回はそういったことはなく。